100冊試してわかった。「子どもが本当に読む図鑑」は、親の想像と違いました。

「図鑑って、大きくて立派なものを買った方がいい」

最初は、私もそう思っていました。

小学館のNEOのような、大判で写真が綺麗な図鑑。
DVD付きで、情報量も多い。

でも実際に、図書館で100冊近く借りてみてようやく気が付きました。

子どもが本当に読む図鑑は、“親が選びたい図鑑”とは違ったのです。

我が家の子どもたちが一番手に取ったのは、
分厚い図鑑ではなく、

・軽い
・小さい
・すぐ開ける
・寝転がって読める

そんな図鑑でした。

気づくと、自分で本棚から持ってきて、
「ママ見てみて〜!」と話しかけてくる。

そして、その10秒の会話から、
どんどん興味が広がっていったんです。

この記事では、
図書館で100冊以上試した実体験から、

「子どもが本当に読む図鑑の特徴」

を紹介していきます。

100冊試してわかった!幼児~低学年向け図鑑の選び方

目次

なぜ「高い図鑑を買ったのに読まない」が起きるのか

我が家でも最初にお招きしたのは小学館の図鑑NEOなど、大定番の大判の図鑑。迫力満点の写真やイラスト、200ページを超える収録数。正直「いいもの買ったな~」と自画自賛していました。

最初は、目を輝かせてページをめくっていましたが、数日後には、本棚から出される回数が少なくなり、ほぼ0に。

その分野の興味を失ったのか?とも思いましたが、恐竜の図鑑は開かないのに、恐竜の模型では引き続き遊ぶ息子の姿…どうもそうではないらしい。

子どもたちをよく観察しているとあることに気が付きました。

原因は、

大判の図鑑は、子どもにとっては

“扱いにくい”

ものだったことです。

図書館で100冊試してわかった、子どもが読んだ図鑑の特徴

①大判サイズ図鑑

A4サイズ以上で、ハードカバー、ページ数200~250ページ程度。DVDが付属しているもの(図鑑NEOや図鑑MOVE)

我が子の場合、豪華な内容に最初は飛びつくものの、数ページを開くと扱いにくいのか、別の遊びを始めてしまいました。子どもは図鑑を読む前に、出す・持つ・開くのハードルがありました。ちなみにDVDは気に入り、何度も「見たい~」とリクエストがありました。

メリット
  • 写真やイラストがきれい
  • DVDも楽しめる
  • 親の満足度が高い
デメリット
  • 子どもが本棚から取り出すには重い
  • 幼児~低学年には、紙が大きく開きにくい場合がある
  • 持ち運びしにくい

②中判サイズ図鑑

B5以上~A4サイズまでのもの。ハードカバーで、ページ数は200ページくらいまでのもの。

悪くはなかったものの、ハードカバーで、サイズ感もまだ子どもの手にはあまるようで、こちらも興味が長く続きませんでした。

メリット
  • ①の大判よりは、取り出しやすいし、持ち運びもしやすい
  • ページ数はそう多くないものが多い
デメリット
  • ①の大判よりは小さいものの、めくりずらさが残る
  • ハードカバーなので、テーブルなどに置いて読まないと読みにくそう

③小型で軽量な図鑑

B5サイズ以下。いわゆるポケット図鑑。表紙がソフトタイプ。

これが我が子には、ドはまりでした。本棚からサッと取り出せ、ソファなど自分のお気に入りの場所で読める。またママに見てほしいページは気軽に「ママ見てみて~」と持ってこられる。ソフトカバーで、手になじむ感じも気に入っていました。また、1ページにコンパクトに情報がまとめられているため、写真やイラストが子どもの視界に入り印象に残りやすいようでした。

メリット
  • 軽くて、子どもでも本棚から出し入れしやすい
  • 表紙がソフトタイプなので子どもの手になじむ
  • 子どもが持ち運びしやすい
  • 1ページごとの情報が、子どもの目に留まりやすい
デメリット
  • あまりないですが、①の大判よりは豪華さにかける。
  • ①の大判より情報がしぼられる。

大判の図鑑より、親としては少し物足りなさを感じるかもしれません。
写真や文字が小さいか?とも思いましたが、1枚1枚の写真がむしろ子どもの目にとまっていました。

子どもが図鑑好きになる家で、親がやっていたこと

「今忙しいから後で」を減らした

小さめの図鑑を用意してから、子どもが図鑑の内容について、
「ママ見てみて~」と家事の合間にやってくる頻度が増えました。

こんな時、大人はついつい「今忙しいから後にして」と言いがちです。私もそうでした。

でも、少し意識を変えてみたんです。

ここでたった10秒、子どもに相槌をうつ。子どもが持ってきた図鑑のページに、目を向ける。

見て見て~。このクラゲ、毒があるって!!><

そよ

わぁ~怖いね~><
こっちの生き物とどっちが強いかな~

こんな会話でもいいので、一緒に盛り上がります。

それだけで、子どもたちの図鑑への興味がぐっと深まりました。

実際の会話の例はこんな感じです。

「これ実際にいたら怖いね」
「何を食べるんだろうね」
「どこにすんでいるのかな」

疑問がさらに広がって、調べたくなるワードがいいと思いますが、
意識して会話するというより、私も知りたいな~くらいの軽い感覚で会話しています。

「絵に描いてみる?」でさらに興味を広げる

軽い気持ちで「絵に描いてみる?」と言ったら、子どもたちがサラサラと絵に描き始めました。

画用紙やクレヨン、もし時間がゆるせば絵の具を用意。道具を使って描くだけでも、子どもはワクワクしていました。

そして図鑑で知ったイメージから、絵に描くというアウトプットにつながりました。

今度はこっちのページのおさかなも描いてみる!

絵をもっと良くしたいという気持ちが、もっと図鑑を見たいという行動につながりました。

最初の一冊におすすめなのは「軽くてすぐ読める図鑑」

重要なのは、「情報量が多い」ではなく、“子どもが自分で開く回数が増える”ことです。

以下は、私がおすすめするポケットタイプの図鑑です。

図鑑より詳しく、読み物にも近いですが、こちらのまなぶっくシリーズなぜなラボシリーズも子どもが気に入って読んでいました。

まとめ|図鑑は知識量より、“手に取る回数”

子どもに図鑑を与えたいとき、大人はついつい「長く使えるか」「内容が豪華か(値段も高いほうがいいだろう)」で選びたくなります。

でも実際は、

“子どもが自分からページを開く”

それが物理的にできるかどうかが一番大切だと分かりました。

(もちろん大判サイズの図鑑に夢中になれる子もいると思いますが、メルカリにまだ帯付きできれいな大判の図鑑が、数多く出品されているのはそんな理由もあるかも…)

知識量よりも、ページをめくった回数。
持ち運んで、なんなら自然の中で使った回数。
「パパ・ママ・じいちゃん・ばあちゃん、見てみて~」が増えること。

こちらのほうが図鑑が役に立っている状態と言えるのではないでしょうか。

その積み重ねが、子どもの理科好きの入り口になるかもしれません。

ぜひ、ポケット図鑑を手に入れて、お孫さんや、お子さんと理科を身近に感じる機会を増やしてくださいね!

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この記事を書いた人

そよ そよ サイト運営者

26年現在、6歳と4歳の子どもを育てる母です。
家を小さな自然史博物館にして、「なんで?」を楽しめる暮らしを実験中。

図鑑や観察、ちょっとした理科のきっかけを、
日常の中から無理なく拾うヒントとしてまとめています。

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