図鑑より先にやること。子どもが鉱物に夢中になる最初の一歩。

図鑑を買ったのに、子どもが見ない。
子どもが全く夢中にならない。

親の期待をくじかれる…よくある話です。

むしろ最初は、
・1回パラパラ見る
・「きれー」で終わる
・数日後には放置w
この流れのほうが多いかもしれません。

でも実は
ここでやり方を間違えると、
そのまま「理科に興味を持たない子」になることがあります。

我が家も最初はそうでした。
図鑑も買ってみた。
博物館にも行ってみた。
でも反応はいまいち。

正直、「うちの子には向いていないのかな…」とあきらめかけていました。
しかし、子どもをよく観察してみたら、あとから分かりました。

原因は子どもの興味ではなく、

「順番」

だったのです。

我が家のエピソードとともに、興味を持たせる順番について、紹介します。

目次

「教えた瞬間」に、興味は止まる

ある日、公園で石を拾ったときのことです。

子どもが持ってきた石を見て、理科好きな私はつい言ってしまいました。

そよ

それ石英じゃないかなぁ。きれいだよねー。

すると子どもは

娘

ふーん。そっかー。

と言って、石を私にあずけ別の遊び場所に行ってしまいました。

当時はなぜ、急に興味をなくしたのか分かりませんでした。
でも今なら分かります。

子どもは、
「自分で見つけたから面白かった」

なのに大人が正解を出した瞬間に、発見が授業に変わってしまったのです。

これ、理科好きな子に育てたい親御さんほど、とにかく知識をつけさせたくて、
やってしまいやすい気がします。

「せっかくだから教えてあげたい」

その気持ちはすごく自然なんですよね。

でも実際は別で、
鉱物への興味は、教えたときではなく

「子どもが自分で何か違和感を感じた瞬間」

に火がつきます。

最初を間違えない

結局、最初に必要だったのは知識ではありませんでした。

「何かほかに面白い石は…?」と子ども自身に選ばせて、疑問の泉が湧くのを待つこと。

そして親はそれを見守って、ときどき話を聞いてあげる。

娘

この石ツルツルする!
こっちはここだけ光ってる!!

そよ

良く違いを見ているね!
気になることがあれば調べるの手伝うよ~

こんなやりとりを我が家ではしています。

実体験から、ここで大人がやらないほうがいいことも書いておきますね。

・先回りして名前を教える(図鑑を見て、「これ何て書いてあるの?」に答えてあげるのはOK)
・正解を説明する
・知識を先回りして説明しようとする

いずれも、図鑑などに書いてある内容に対して、子どもが「読んで」や「教えて」と言った場合は、もちろん教えてあげてください。

でも、大人が先回りして、くどくどと説明し始めたり、「こっちのページにはこう書いてあるよ!」と子どもがまだ興味を持っていないページをめくろうとしたりすると、一気に授業モードになってしまいます。

子どもが欲しいのは、「答え」ではなく、「なんで」を持ち続ける時間なんですよね。

だから、図鑑や知識は最初ではなく、

疑問の泉が湧き出てきた後。

その後に図鑑が必要になります。

じゃあ、その疑問の泉をどうやって湧かせるのか。

石が1個だと、比較が始まらない

選ばせる、比べさせる、をしたくても、すぐに壁にぶつかります。

そもそも比較して楽しむ石がない。

外で拾えればいいですが、そう都合よく子どもが夢中になりそうな石は落ちていないですよね。

ひと箱から始めてみると、興味が一気に広がった

試して分かったのは、最初から数種類そろっている状態が一番食いつくということ。(いわゆる大人買いですw)

「宝石屋さんごっこだよ~」から始まり、「これはアメジスト、これはエメラルド…」と、自分で色や形を確認して、その違いに気がついて、自然に子どもが自ら観察している状態が生まれるからです。

実際に我が家で鉱石選んだときの基準と、おすすめの鉱物セット残しておきますね。
結論から言うと、
一番良かったのは最初から数種類入っていて、観察もできるセットでした。

【最初は避けたほうがいい】
・種類が多すぎるもの→最初は観察しきれない。片付けが大変w
・解説が多すぎるもの→読まない

【最初のひと箱としておすすめ】
・10~20個くらい
・手に持てるサイズ
・磁石やルーペつきで、小道具を使うだけでも楽しい

まとめ|興味の入り口を広げるには、あえて「教えないこと」を意識する

子どもが鉱物に興味を持つかどうかは、知識量ではなく「順番」で決まるんだと思います。

・選ばせる
・感じさせる
・比べさせる
・疑問を持つ
・そこで初めて教える

もし、「理科に興味を持ってほしい」と思うなら、最初に必要なのは図鑑ではないかもしれません。

まずは、子ども自身の手の中で、不思議を感じさせ、疑問の泉を湧かせること。

その入り口として、小さな鉱物セットが我が家ではピタリと合いました。

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この記事を書いた人

そよ そよ サイト運営者

26年現在、6歳と4歳の子どもを育てる母です。
家を小さな自然史博物館にして、「なんで?」を楽しめる暮らしを実験中。

図鑑や観察、ちょっとした理科のきっかけを、
日常の中から無理なく拾うヒントとしてまとめています。

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